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Case of Appeal(審決取消請求事件)
Case of Infringement(侵害差止等請求事件)


Case of Appeal(審決取消請求事件)
Last update date:June 8, 2006
(※事件番号を指定すると”判例の要約”が表示されます)

Summary(事件概要) Comment(コメント) Keyword(キーワード)
平成15(行ケ)166号
『ニトロイミダゾール系化合物を含むアトピー性皮膚炎治療用の外用剤』事件
無効不成立審決取消請求に対し請求棄却
本件発明によってその目的とする技術効果を挙げることが推認できず,発明として未完成であるとして、無効不成立審決が取消された事例である。 29条1項柱、発明未完成
平成14(行ケ)199号
『イソチアゾロン水性製剤の安定化方法』事件
特許取消決定取消請求に対し請求認容
刊行物1に記載されたDBNPAが安定化の役割を負わされていないと認定して、新規性を否定した取消決定が取り消された事例である。 29条1項、新規性
平成16(行ケ)233号
『ターフェナジン誘導体の用途』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
新たな用途を見いだしたものでなく、ターフェナジンによる副作用が観察されない範囲を特定したものにすぎないと判断された事例である。 用途発明
平成15年(行ケ)474号
『リウマチ治療薬』事件
特許取消決定取消請求に対し請求棄却
作用効果は、選択発明として進歩性を認めるに足る顕著なものであるということも、本件優先日における当業者の予想を越える画期的なものであるということもできないと判断された事例である。 29条2項、選択発明、顕著な効果
平成15(行ケ)405号
『抗ウィルス性を有する置換1,3−オキサチオラン』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
技術常識の認定の誤認はないと判断された事例である。 29条2項、技術常識の認定
平成15(行ケ)467号
『アラギドン酸を含む真菌油事件』事件
特許取消決定取消請求に対し請求棄却
記載不備に関する事項は容認されたが、進歩性が無いと判断されれた事例である。 29条2項、36条4項、記載不備、進歩性
平成15(行ケ)516号
『フルチカゾンプロピオネート処方物』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
進歩性が無いと判断された事例である。 29条2項、進歩性

平成15(行ケ)104号
『タキキニン拮抗体の医学的新規用途』事件
特許取消決定取消請求に対し請求一部認容
医薬の用途発明において、特許請求の範囲に記載された発明が発明の詳細な説明において裏付けられた範囲を超える場合、その特許請求の範囲は、発明の詳細な説明に記載したものであるとはいえず、特許を受けようとする発明の構成に欠くことが出来ない事項のみを記載したものであるともいえない、と判断された事例である。 改正前36条4項、5項及び6項、実施可能要件。

平成13(行ケ)345号
『ピロリジン誘導体を有効成分とする薬剤組成物』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
医薬用途発明において、薬理データ又はそれと同一視すべき程度の記載がなされていない発明の詳細な説明の記載は、旧特許法36条3項(現特許法36条4項1号)に違反する、とした審決が支持された事例である。 改正前36条3項、実施可能要件

平成13(行ケ)99号
『インスリン抵抗性糖尿病のための食事用補填添物』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
明細書における薬理データ又はそれと同一視すべき程度の記載とは、当業者が医薬用途があるとする化学物質がどのような薬効を有しているかを理解し、どのように使用すれば目的とする薬効が得られるかを理解することのできるような記載であり、当業者がこのように明細書の記載を理解するために利用することのできるものは、出願時の当業者が有する技術常識である、と説示して、本願の実施可能性を否定する判断が下された事例である。そして、後から提出した実験データをもって、実施可能性を満たすものとは、認められなかった。 改正前36条3項、実施可能要件

平成10(行ケ)308号
『形状選択転化法』事件
無効不成立審決取消請求に対し請求認容
出発原料、反応及び触媒のいづれにおいても同一であり、他にも実体において相違するところは認められないから、同一の発明というべきである、と認定され、新規性なしと判断された事例である。 新規性、29条1項3号

平成10(行ケ)401号
『即席冷凍麺類用穀粉』事件
拒絶審決取消請求に対し請求認容
先願発明は用途発明としては未完成であり、本願発明に対する後願排除効を有さない、と判断された事例である。 29条の2

平成10(行ケ)364号
『複素環式化合物』事件
延長登録出願拒絶審決取消請求に対し請求棄却
本件発明の実施について適用対象を成人とするものについて既に政令で定める処分(前回承認)を受けている以上、これと有効成分、効能・効果が同じで適用対象を小児とするものにてついて、その実施につき薬事上は新たな処分(今回承認)を改めて受ける必要があったとしても、本件延長登録出願は、その出願に係る特許発明の実施に、改正前の法67条2項の政令で定める処分を受けることが必要であったとは認められず、従って、法67条の3第1項1号に該当する、と判断された事例である。 67条の3第1項1号、延長登録出願、用途発明

平成13(行ケ)107号
『インドメタシン含有貼付剤』事件
特許取消決定取消請求に対し請求棄却
構成物質の数値限定を内容とする訂正請求が認められたが、引用例中の数値範囲と重複するとして29条1項3号違反と認定し、また、貼付剤の発明であることが明らかであり、原告主張の安定化用途について認めなかった事例である。 新規性、用途発明

平成12(行ケ)294号
『α-リポ酸又はその塩を含有する調製剤』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
引例発明の1回投与量が1〜300mgに設定されていることから、本件発明の1回投与量を51〜6gに設定することは容易である、と判断された事例である。 投与量の相違、進歩性

平成9(行ケ)249号
『組み換えDNA分子』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
マウス以外の哺乳類GM-CSF遺伝子に関して何ら記載がなく、当該技術思想が明細書に記載されておらず、記載されていると同視もできない、と判断された事例である。 開示要件、実施可能要件

平成10(行ケ)393号
『新規ナトリウム排出亢進性および血管拡張性ペプチドを生産するための組換え技術』事件
特許取消決定取消請求に対し請求棄却
出願後の公報及び鑑定書によっても、すべてのペプチドについて活性を有していると証明されているものとは認められないので、特許法29条1項柱書きの完成された発明でないとした決定が支持された事例である。 発明未完成、29条1項柱書

平成14(行ケ)258号
『ヘテロポリマー系蛋白質(組換えhCG)』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
審決で文献提示されずに『出願時前の技術水準』が認定された場合、それを覆すには積極的に反証を挙げて否認することが必要であり、また、発明の困難性(進歩性を推認できる内容)の立証に関して、『成功例がない』等の消極的(間接的)証明ではなく、積極的に困難性を主張・立証することが必要であると、説示された事例である。 進歩性、29条2項

平成10(行ケ)95号
『T−細胞レセプター−β−サブユニットポリペプチド』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
8アミノ酸からなるペプチド等の全てが抗TCR−β抗体を誘起する能力を有するものと認めることができない、と判断された事例である。 旧36条3項、実施可能要件

平成17(行ケ)10119号
『良性前立腺過形成の予防および治療剤』事件
拒絶審決取消請求に対し請求棄却
本願補正発明の有効成分の用量(「約0.01ないし約2.0mg/kg/日」(体重50kgに換算で、1日当たり約0.5mgないし約100mg))は,引用例記載の発明における用量「2〜12mg/日」を完全に包含し,両発明の用量は,この範囲で一致することが明らかであり、両者の用量の範囲に重複していない部分が存することは,この判断に何ら影響しない、と説示し新規性を否定した審決を支持した事例である。 29条1項3号、新規性
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Case of Infringement(侵害差止等請求事件)
Last update date:June 8, 2006

Summary(事件概要) Comment(コメント) Keyword(キーワード)
平成13(ワ)3764号
『L-α-アスパルチル-L-フェニルアラニンメチルエステルの晶析法』事件
侵害差止請求に対し請求棄却
法104条の推定規定は適用されず、被告製品は本件発明1の方法により製造したものとは認められず、また、被告製品を輸入販売する行為は本件特許2を侵害するとも認められず、さらに本件特許2には明らかな無効理由が存在するとして、原告の請求が棄却された事例である。 104条、29条2項、生産方法の推定、進歩性

平成2(ワ)12094号
『アレルギー性喘息の予防剤(フマル酸ケトチフェン製剤)』事件
侵害差止請求に対し請求一部認容
本件化合物はアレルギー性喘息の予防剤としての用途と他の用途とがいわば不可分一体になっているものというほかなく、したがって、アレルギー性喘息の予防剤としての用途と他用途との区別する方途がないのであるから、販売業者としては、本件化合物のアレルギー性喘息の予防剤としての用途のみならず、他用途にまで本件発明の技術的範囲が及びことも甘受せざるを得ないものといわなければならない、判断された事例である。 要旨変更補正、用途発明

平成11(ネ)5303号
『酸性糖蛋白質』事件
侵害差止請求控訴に対し請求棄却
ヒト再生不良性貧血患者尿を調製した尿タンパク質粉末を試料とした実験は、本件明細書に記載のEPOの精製法を追試、再現を目的としているが、その精製物質が、控訴人の主張するように、SDS変成EPOではないことを裏付けるものと評価することはできない。仮に右の実験結果において、当該精製物質の抗EPO抗体特性が、SDS変成していないエリスロポエチンであることを示すものであるとしても、本件明細書の記載並びに出願過程における控訴人の補正及び意見書提出の経過から、本件発明の対象である酸性糖タンパク質がSDS変成EPOであることが明確に示されていると判断され、原判決が維持された事例である。 出願経過参酌、プロダクトバイプロセス

平成11(ワ)8434号
『単クローン性抗体CEA抗体4』事件
侵害差止請求に対し請求棄却
プロダクトバイプロセスクレームに関し、特許の対象を製造方法に限定して解釈された事例である。 出願経過参酌、プロダクトバイプロセス

平成11(ワ)8435号
『単クローン性抗体CEA抗体3』事件
侵害差止請求に対し請求棄却
プロダクトバイプロセスクレームに関し、特許の対象を製造方法に限定して解釈された事例である。 出願経過参酌、プロダクトバイプロセス

平成9(ワ)11391号
『抗ウイルス剤』事件
侵害差止請求に対し請求棄却
権利範囲の解釈において『抗ウイルス剤』の意義について、原告の他の出願における意見書での主張(いわゆるウイルス感染による疾病を治療する化学療法剤を意味し、免疫反応を利用する製剤は含まないとする内容の意見書)を用いて認定し、その結果かかる意義(作用機序)を有さない被告製品は当該構成要件を充足しない、と判断された事例である。 他の出願の参酌、権利解釈

平成12(ワ)26626号
『エンドグルカナーゼ酵素を含んでなるセルラーゼ調製物』事件
侵害差止請求に対し請求棄却
権利範囲の解釈において、不明瞭な記載が限定的に解釈され、また、権利化までの手続きにより意識的に除外されたもの、と判断された事例である。 不明瞭記載釈、意識的除外

平成11(ネ)3788号
『免疫比濁法による血清CPRの簡易迅速定量法』事件
損害賠償請求控訴に対し請求棄却
出願経緯を考慮し技術的範囲を解釈すれば、イ号方法は、本願特許の構成要件を充足しないと判断され、原判決が維持された事例である。 出願経過参酌、権利範囲
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